有名な交響曲第9番のエピソード

日本においても第九として親しまれている。

この作品は、ベートーヴェンの9番目にして最後の交響曲で、ニ短調作品125である。また、副題として合唱付きが付されることも多く、日本でも第九(だいく)として親しみの意味も込めて呼ばれる。古典派の以前のあらゆる音楽の集大成ともとらえることができ、総合性を備えてロマン派音楽の時代の道しるべとなるほどの記念碑的な大作なのである。これ故にコソボ共和国の暫定国歌として制定されている他に、2001年にはユネスコの世界の記憶のリストに登録されるほど優れた作品と言える。ベートーヴェン以降も、声楽付き交響曲というのは珍しい存在であったことが分かっている。ベルリオーズやリストなどが交響曲で声楽を使用しているが、声楽付き交響曲が一般的に使われるのは第九からなんと70年ほど後の、マーラーによって作曲された復活交響曲の頃からである。

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最高傑作との呼び声高い作品

この交響曲は、ベートーヴェンの最高傑作の1つであると言える。その理由の1つに大規模な編成、そして1時間を超える長大な演奏時間が挙げられる。それまでの交響曲でほとんど使用されておらずに、シンバルやトライアングルの使用や独唱の導入など、それ以前の交響曲の常識を超えるような大胆な要素が多く含まれている。それ故にシューベルトやブラームスと言った交響曲作曲家たちの間で多大な影響を与えたのである。さらに、ベートーヴェンの精神を受け継いでいるワーグナーなどは、交響曲そのものを破り捨て全く新しいジャンルを開拓するにまで至っている。このために作曲家以外へ与えた影響も大きいのである。

日本でも親しみやすい第九。

日本でも多くのテレビ番組などで第九が使われているその中でも新世紀エヴァンゲリオンの第弐拾四話「最後のシ者」においては使徒侵攻時のBGMで使用されて、歌詞と内容が微妙にリンクしている事で有名なシーンの1つとなった。またGUNSLINGER GIRLでは第13話において「流星 - stella cadente」のラストシーン。流星雨観測に出掛けたヘンリエッタたち義体が、星空を見上げながらこの歌を合唱している。東京ゴッドファーザーズではムーンライダーズのアレンジで、独自の歌詞が当てれているもののエンディング曲で使用。